普通に本を読んでも、ちゃんと定着する知識はせいぜい5〜10%と言われています。
これは、体感した方も多いのではないでしょうか?
沢山の赤線を引いたり、付箋をつけたりして
「めっちゃ勉強になった〜」
と思っても、時間が経つと
「あれ?前に読んだ本ってどんなだっけ?」
と感じる瞬間です。
本をただ読むだけでは、自己満足感は得られても本質的に知識を定着させたことにはなりません。
はっきり言って、時間を無駄に浪費していると言えます。
(筆者も、すごく無駄に時間を浪費してきました)
では、どうすれば最も効率よく知識を吸収できるのか?
この本には、その方法論が詰まっています。
第一に、本を読む順番について。
これは大変重要です。
人間の脳は、連続して同じようなことを経験したり、思考したりすると知識が定着しやすくなる仕組みが備わっています。
関連する知識に連続して触れることで、ゲシュタルトという情報の塊を脳内に作ることができるのです。
例えば、連続して同じ著者の本を読むと、スムーズにゲシュタルトが構築できます。
本には、往々にして著者の考え方や思想が反映されているので、同じ考え方に触れ続けることで、その著者の思考をマルっといただけるという訳です。
また、同じジャンルを集中して読破することも有効です。
経営や投資、宗教、心理学など、特定のジャンルを3〜5冊でも集中して読めば、そのジャンルは「使える」知識として頭に残ってくれます。
好き嫌いをせずに、色んなジャンルの本(知識)に触れようとするマインドも、成功したければ必須の条件だと思います。
私も大好きな本に「RANGE(レンジ) 知識の幅が最強の武器になる(デイビッド・エプスタイン:著)」がありますが、この本でも多様な教養や経験が成功を生むケースが紹介されています。
(後日、こちらもご紹介します)
そんな、色んなジャンルの本を楽しむための「コツ」についても、本書には豊富に書かれているので参考にしてみてください。
最後に重要なのは「アウトプット」です。
これは個人的な感覚ですが、他人に「アウトプット」すると、知識の定着度が10%→20%ぐらいになるイメージがあります。
更に「アウトプット」の対象となる人が多ければ多いほど、知識の定着度は30%→40%→50%と上がっていきます。
(ちゃんと要点を押さえていないと、多くの人の目に触れた時に恥ずかしいですからね笑)
本書は、そんな本の知識を最大限に活かすテクニックが満載ですので、ぜひ手に取って読んでみてください!
皆様のご活躍を、応援申し上げております。
著者:齋藤 孝(さいとう たかし)さん
出版社:インプレス
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